ブラームス/ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調Op.108

a0085805_914450.jpgram's café menu No.594 : 室内楽曲

演奏 : ヨハンナ・マルツィ(vn)
      ジャン・アントニエッティ(p)

(  輸入盤 TAHRA TAH 553  )







 1888年作曲の「ヴァイオリン・ソナタ第3番」は、ブラームスの3つのヴァイオリン・ソナタの中で、唯一短調で書かれた作品です。優しさや穏やかさは陰を潜めて、激情とブラームス特有の暗い情念にあふれた曲です。第1楽章アレグロのヴァイオリンが奏でる第1主題はとても美しく抒情的ですがスケールは大きく、蕩々としています。アダージョの第2楽章も、ヴァイオリンの美しい旋律が際立ち、深い情念、悲しさを裡に秘めながら切々と歌っています。とりわけこの緩徐楽章が美しい名曲を、今日は私の好きな女流ヴァイオリニスト、ヨハンナ・マルツィで聴きたいと思います。


 今日のお薦めのCDにはこのブラームスのソナタ他に、イッセルシュテット&北ドイツ放送交響楽団とのメンデルスゾーン「ヴァイオリン協奏曲」とヨッフム&バイエルン放送交響楽団とのブラームス「ヴァイオリン協奏曲(第2、3楽章)」が収録されてます。何故かブラームスの協奏曲の第1楽章を欠いているのは残念ですが、全編、マルツィらしい気品があって端正で美しいヴァイオリンの音色が聴けるとても魅力的な一枚です。


   同曲異演盤 : ゲアハルト・ヘッツェル(vn)&ヘルムート・ドイチェ(p)



今日の写真 : 春の雪

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by fragile28 | 2010-02-14 12:35 | 室内楽曲


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